聞き逃すことは普通である

日本人同士で会話する時は、人混みやざわついている環境で、言葉が完璧に聞き取れていない場合でも、きちんと会話が成立しますよね。英会話も同じです。聞き取れない部分があったとしても、内容を理解することはできます。一言一句聞き漏らさないようにと身構えるよりも、相手の表情、声色、仕草(ジェスチャー)などをトータルして会話してみてください。

英会話上達のために、海外のドラマや映画を、英語で見ることはとてもよい手段だと思います。その時も、完璧に聞き取ろうと肩ひじ張りすぎないでください。日本人が日本のドラマや映画を見る時も、無意識のうちに聞いていないことが多々あります。映像、音楽、登場人物同士の反応など、会話の内容を判断するために必要な材料はたくさんあります。五感をフル活用させてください。会話内容だけを追い回していては、ドラマも映画も、お話しについていけなくなるでしょう。悲しいときは悲しい音楽、笑いを取りたいときはコミカルな表情や仕草、これらを読み取って、お話しについていける程度に聞き流し、楽しむようにしてみてください。

洋楽の聞き流しもまた、よい手段の一つだと思います。好きな曲を聴けば、ストレスなく続けられますし、繰り返し聴くことでリスニング力も高まります。ネイティブの発音や、アクセントなどがわかるだけではなく、きちんと耳や脳に残ります。聴いた歌詞を聴いたまま口ずさむことも、記憶やスピーキングに大いに役立ちます。子供がヒーロー番組の主題歌を、わけのわからない日本語で、何の迷いもなく、聴いたままを歌うのをぜひ見習って、あなたも好きな曲を、聞こえたままの発音で歌ってみてください。ただし、日常会話ではあまり使わないスラングなどの表現が含まれることもあるので、注意しましょう。